歩幅が広いと認知症になりにくいよ!って話。
認知症の予防する歩幅
高齢者ドライバーなどで連日ニュースになっているのが、認知症。
でも認知症には治療法がありません。
でも今回の研究で、認知症を予防できる方法の1つが明らかになりました。
家族にお年寄りでもいたら、今すぐチャレンジしてもらいたいですね。
治療法のない認知症。でも日頃の歩き方で予防になるなら、誰でも横断歩道の歩き方で効果は得られるでしょうね。
歩幅
今回の研究で分かったのは、認知症を予防するには歩幅。
広い歩幅の人ほど認知症にならなかったんですね。
ちなみに「認知症」という病名というより
「65.1cm」
65.1cmってどのくらい?
研究では、歩幅のタイプは3種類。
- 歩幅が狭い(58.2cm未満)
- 普通(58.2~65.1cm未満)
- 歩幅が広い(65.1cm以上)
この65.1cmの目安になるのが、横断歩道。
白線と間隔の幅は、45cm。
歩幅の定義は、片足のかかとから、もう一方の足のかかとまでの距離です。
なので、白線か間隔をまたぐくらいだと、45cm足の長さでいい感じになります。
根拠
65.1cmの研究をされたのが、谷口優先生です。
国立環境研究所の主任研究員(前東京都健康長寿医療センター)
高齢者666人の認知機能低下リスクを最長4年間ほど調査。
「歩幅が狭い」人たちは3.39倍の認知症リスクがあることがわかったそうです。
ほかの「1686人を最長12年間追跡調査」でも3.3倍という結果もでています。
65.1cmで認知症の予防になる根拠は、血流と言うこと。
歩幅が狭い→運動量が少ない→血流が乏しい→認知機能低下
という因果関係のようです。
単純に下半身が大きく動くと、脳への刺激も増える。
逆に脳を使えないと体を良く動かすことができないということです。
「脳の萎縮や血流量の減少が認められる人は、歩幅が狭くなっていることがわかっています。逆を言えば、歩幅が広ければ認知症を防げているといえるでしょう」(谷口先生)
ちなみに運動してると認知症にはなりにくいこともわかっています。
でもやり過ぎると免疫力もさがり、転倒などのリスクもあります。
汗ばむ程度が理想なので、横断歩道またぎは良さげですね。
ちなみにもう歩幅が狭くなっていても大丈夫。
「正しい姿勢」で歩く習慣をつけると、運動と同じようにできるようになっていきます。
まとめ
歩幅が狭いと認知機能が低下する
認知機能の低下が進むと、「認知症」と診断される。
認知症予防には、歩幅を広くしっかり歩く。
汗ばむ程度の運動量がベスト。
横断歩道くらいだったらよく目にするので、気がついたら習慣にしてみるとよさそうですね。
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