石川優実さん
先日のニュースでしったのが、KuToo(クーツー運動)。
こんな運動が、消費者側から出てくるとは感動モノです。
私はいつか女性が仕事でヒールやパンプスを履かなきゃいけないという風習をなくしたいと思ってるの。
専門の時ホテルに泊まり込みで1ヶ月バイトしたのだけどパンプスで足がもうダメで、専門もやめた。なんで足怪我しながら仕事しなきゃいけないんだろう、男の人はぺたんこぐつなのに。— 石川優実@#KuToo署名中 (@ishikawa_yumi) 2019年1月24日
この投稿だけだと、意外と普通な内容です。
でもコメントなどを追って行くととてもよくわかります。
なんで女だけパンプスで痛い思いをしなきゃならないのか。
男性は普通の靴を履いているのにね。的な話。
いわゆるジェンダーの話にまでなっているんですね。
世界ではすでに非常識
日本では「女のわがまま」のような、マヌケな意見が息をしていますが、女性の社会進出が遅れている日本の感覚にすぎません。
いわば昭和の時代に、運動中に水を飲んだらバテる!というのと同程度の、健康被害はあってもメリットがない悪習にすぎません。
イギリス
たとえばイギリスでは2015年のニコラ・ソープさんがニュースに。
職場でハイヒールを履くことを拒否したら、帰宅を命じられ、社会問題となったんですね。
ただ、私は受付嬢としてのお仕事だったので、折り合いはつかなかったのかな?と思います。※ハイヒール反対!というわけではありません。
たれこれがメディアで報じられると、この会社(ポーティコ社)は女性従業員たちが「平らな靴を履く」ことを直ちに認めるとしたんですね。
そして日本のKuToo運動のように、女性が職場でハイヒールの着用を強制されないよう法改正を求めたら、署名は1万筆以上の署名を集めたそうです。。
日本では2019年に話題になっているので、4年遅れということですね。
パンプス問題
でも女のパンプスなんてそんな問題にすることか?
なんて感覚の人もいるかもしれません。
でも海外ではこの運動をタイム誌が取り上げるなど、非常に評価されているんですね。
タイム誌が #KuToo 運動を報道。バッシングが起こっていること、英国でのヒール強制の就業規則に反対する署名活動にも触れ、締めは上智大・三浦まり教授の強力な応援コメント! “this movement is saying that this is a social problem, not a women’s problem.”https://t.co/y51vz87PwH
— 中川聡子 (@nakagawas1) 2019年3月12日
ただ日本には靴の文化もなく、足医(足の専門医)もいません。
※「足病医」といい、日本人は3人。ただし全員が海外勤務だそうです。
ただただ欧米の「靴というモノ」を持ってきただけ。
そこには「ヒト」という概念がありません。
だから大勢の女性が毎日毎日、痛い思いをしても気にかける専門家もいないのです。もちろん男性も合わない靴でストレスになります。
でもまさにKuTooのとおり、男性はヒールの高さ、自由度が高いのでしんどい靴を回避することがでます。また筋肉量の多さなどで体力もあったりします。
これでもよくわから。というなら、男性で言えばネクタイみたいなものでしょうか。
もっとも、ネクタイで体を傷つけることはないでしょうけどね。
マナー問題
こういうのは強要されているわけでもないし、マナーでしょ。
なんて話がありますが、社会的圧力ってあるよね。ですね。
マナーというなら、なぜ日本の履き物ではないパンプスや革靴がマナーなになるのか?
この理由をきちんと説明できる専門家は、どのくらいいるのでしょうか?
なんとなく商売でやっているようなプロ、では意味がありませんよ。
理由があるのなら、その理由とパンプスによる障害と釣り合いがとれる理由はなんでしょうか?
日本人なら和服だろ!ならそれこそ文化ならわかります。
答えられない「マナー」なんて実態のないものでしかありません。
だからと言ってスニーカーにしましょうとか、何でも自由にしましょうなんて言ってるわけじゃない。
社会や人が変わればマナーなんかもかわってくる。それも実害が出ているなら、ちょっと考えるタイミングなんじゃない?と思うわけですね。
バッシングもあるそうですが支持する女性も多く、ジェンダー的にも仕事的にもよりよい方向へ進むのではないでしょうか。
靴の品質問題
#KuToo の問題はあくまで男女差をなくそうね。ってことですよね。女性がこれだけ社会進出しれば、表面化する問題です。 当然おしゃれとしてパンプスやハイヒールを履きたければいいし、本人が希望するなら職場でも履けばいい。
でも女性だけルールとして決められるのは、ちょっとおかしいってことですね。
でも、
これもしも、日本で流通しているパンプスの質が高かったら、こんな話にならなかったかもしれません。
痛くつらい思いして、むくんで、疲れて、冷えて。
これらの大きな原因が、低品質なくつだから。
靴に問題がなければ石川優実さんが訴えても、賛同する女性もいなかったでしょう。
でも大勢の女性が共感してしまう。
それだけひどいのが、日本のクツ事情なんですね。
にも関わらず商売目的で売るだけのプロは、困っている女性にフォーカスすることもない。
私的には成人か就職祝いに、オーダーメイドでクツ+インソールなんて非常に良いと思っています。
ハイヒールにしても高品質な靴だと足の負担がまったく違うのです。
※もっともハイヒールは歩くための道具じゃないけど
でもオーダーの値段はともかく、作れる職人も限られてます。
それより、そんなことしないと健康に問題がでるのはちょっと問題ですよね。
男女問題とは別に、靴の低品質問題もあると思いますよ。
まとめ
女性だけパンプスが義務って、ちょっとおかしいよね。
そもそも日本の靴もおかしいけどね。
1万人を超えました!
メールアドレスとお名前だけで署名ができます。問題点:
①性別によって同じ職場で強制される服装が違うこと
②健康を害してまで強制されるマナーとは?「厚生労働省宛: #KuToo 職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!」 https://t.co/q61K5E2TVw @change_jpより
— 石川優実@#KuToo署名中 (@ishikawa_yumi) 2019年2月21日
これからの活躍もお祈りするわ。