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下駄とハイヒールはどっちも高いのに、なぜ足への負担が違うのか?

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甲野善紀さんの下駄

下駄とハイヒールはどっちも高いのに、なぜ足への負担が違うのか?

 

KuToo運動が話題になるように、女性のビジネスシューズが社会問題化してきています。

今回は高さがあっても負担が大きい履き物、小さい履き物の違いをしっておきましょう。

 

 

重心移動の違い

大きな理由の1つは、パンプス(ハイヒール)と下駄では重心移動が違うからです。

 

日本版のハイヒールは、高さで言えばぽっくりや高下駄。
和洋どっちらも厚底ではありますが、ぽっくりや高下駄は歩くために作られているんです。

実はこの構造を応用すると、ハイヒールでも歩いたときの負担を減らすことができたりします。

 

ぽっくり下駄

ぽっくりや下駄は、歩くためにデザインされています。
おもしろい動画がありました。

すたすた、めっちゃ早いです。
仕事ができる女のスピードです。

 

こんなに厚底なのに、すたすた歩ける。
一番わかりやすいのは、つま先です。

つま先の下がヘコんでいるのがわかるでしょう。
これは歩き方の問題にもなるのですが、一言で言えば重心しやすくしているからです。

 

ちょうどハイヒールと並ぶシーンを上記動画から引用します。

 

ぽっくり下駄とハイヒール
※クリックで拡大。

 

この画像でわかりやすいのが、着地の時の角度。
ハイヒールでは踏み出し、蹴り出し、着地ともに角度が固定。
でもぽっくり下駄の場合は、体にあわせて下駄が角度を変えています。

いわば、
体【に】あわせるぽっくり下駄
体【が】あわせるハイヒールのパンプス
です。

 

高下駄

下駄の前の角度に秘密があるわけです。

重心を前に移動する、つま先が傾く、足が前へ出る。
このように履き物の構造がつくられているんですね。

 

甲野善紀さんの下駄
ちなみにこれは、甲野善紀さんの下駄。
講座の時の写真です。

高下駄

よーくみると、歯は中央ではなく後ろ寄り。

これは、普通に立つときにはカカト側に重心を乗せ、進むときには前に倒れやすくなっています。
この構造、ぽっくりげたの前と同じですね。

 

 

良い靴なら重心移動ができる

もっともハイヒールの初期も、厚底靴やぽっくり下駄のようだったでしょう。そうでないと地面の汚れがついてしまいます。

そういう意味では、和の履き物は用途によって使い分けていたわけですね。
主に「雨」の影響が大きいので、他国ではほぼ靴だけで十分だったのでしょう。

 

「靴」でも良い靴の場合はこの重心移動の構造で作られています。

そのため、男性の革靴でもヒールが3cm程度あった方が歩きやすいのです。
これはパンプスなども同じで、良いパンプスであればペタンコよりも3cm程度のヒールがあった方が楽と言われています。
※3cmはあくまで一般的に言われる目安

 

ただ市販されているほどんどの量産靴は、「靴のカタチをした何か」なので、このような構造デザインでは作られていません。
だから疲れやすく、外反母趾やO脚などの障害も発生しやすいわけですね。

 

 

まとめ

ハイヒールは歩きにくく、下駄は歩きやすい。
理由の1つは、重心移動の構造が違う、ということですね。

ぽっくりや下駄は、歩くためにデザインされている。
靴を選ぶ時にも、人の歩行を考慮した「良い靴」を選びましょう。

 

クーツー運動がありますが、さすがにスニーカーにしよう!はちょっと違うかと。
重心移動を考慮した靴が、量産されるのでは?と思います。
ユニクロあたり、やっちゃわない?

 

なんにせよ、苦しむ人がいなくなりますように。

 

 

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桑野一哉

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