足に合っていないハイヒール
画像引用;佐々木希さん巻頭グラビア・講談社・ヤングマガジン2014/11/10号より
ポイントはこの佐々木希さんの足裏の形と、ハイヒールの形です。 撮影用のレンタルでしょうからしかたありません。
ただ、靴のサイズはあっても、足の形にはあっていないんですね。
その証拠に、足裏にスキマができているのです。
問題はこのスキマです。このカットでは座っているのでスキマガあります。
いわゆる土踏まずですね。 もしこのまま立ったらどうなるでしょうか?
ちょっと立つなら問題ないですし、少し歩くのも疲れやすくなるだけです。
ただこれが日常的になってしまうと、このようなトラブルが発生します。
- 動きがあるところに靴ずれ
- 足裏アーチの崩れによる扁平足
- 筋肉バランスのアンバランス
とくに扁平足は全身のバランスが崩れてしまい、さまざまな疲れの元にもなるので注意が必要です。
土踏まずと偏平足
足裏のイメージとして、骨格+筋肉モデルを画像にするとこうなります。
扁平足になると、足裏の筋肉を圧迫することになってしまいます。
土踏まずがなくなった足裏を偏平足(へんぺいそく)といいますね。
でもハイヒールの足をのせる部分なんてなんて、だいたい平らでかたいですよね?
だから、多くの女性はヒールの高さだけで疲れるだけでなく、大切な土踏まずもつぶれてしまうのです。
足裏画像でわかるように、土踏まずの中には筋肉や血管が通っています。
そのため、土踏まずがつぶれて扁平足になると、血管を圧迫することになり血行が悪くなります。
ありがちなのが冷え性で、つま先が冷えるタイプはこれです。
そして筋肉は、足裏が疲れるだけではありません。
足裏の筋肉(足底筋)はふくらはぎやふとももまでつながっているので、下半身全体のトラブルの原因になるわけです。
筋肉が動かなくて起こる代表的な症状が、むくみです。 筋肉が動かなければ老廃物は体内を循環しません。
まだ血管なら心臓に負担がかかり血圧があがるだけですが、リンパはそのまま動きません。 これでは老廃物が静脈から排出されず、セルライトの元にもなります。
グラビアのポーズなどで内股をとるのはかわいい演出と言えますが、これが日常的な動作になると、体の歪みだけでなく不調のもとになってしまいます。
このように、合わないハイヒールは万病の元、美脚の敵になりますので気をつけましょう。
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